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8月28日(土)
アムス到着

 9時前に成田空港に到着する。集合時間は10時45分だったが、受付が7時すぎから始まることになっていた。オランダ・アムステルダムまでの飛行時間は約12時間、早く行って少しでもいい座席を取りたいと妻が言うので、朝食も食べずに家を出たのだった。

●準備は万端、ヨーロッパへいざ出発

 さっそく団体カウンターで搭乗手続きを済ませて、空港のレストランで朝食をゆっくりと食べる。料理はどれも少し値がはる店だったが、客がひっきりなしに出入りしていた。やはりまだ夏休みのうちなのだろう、空港を利用する人は多いようだ。

 集合まで時間を持て余し、空港内の売店をぶらぶらと歩く。旅先で出会った人々にあげられるような日本風のキーホルダー、財布やメモ帳、電卓などを購入し、最後の旅支度を整える。空港会社のサービスカウンターに立ち寄り、妻はガイドブックからオランダ語会話の部分だけをコピーにとった。空港内の銀行でユーロへの両替も済ませる。

 ようやく集合時間が近づき、指定されたカウンターにむかう。そこに、福永さんという女性の添乗員が待っていた。すでに同行の人たちがちらほらと来ていた。年配の人が多く、夫婦連れのなかでは、私たちがもっとも若かったことをあとで知った。今回お世話になる福永さんはベテランのようにも見えるが、年齢は不詳。にこやかでたえず笑顔を絶やさず、感じのいいひとだ。ひとまず安心する。

 飛行機は出発予定時刻からやや遅れて、13時すぎに空港を離陸した。妻の隣に座った女性もツアーの仲間で、お互い話が弾んでいたようだ。飛行機のなかは、離陸してしまえばやることもなく、2度の機内食が出され、その都度、ビール、ワインをおいしくいただく。ほんとはウイスキーも飲みたかったが、旅は始まったばかりであり、体調を考えてガマンした。

●アムステルダムはひんやりと秋の気配

 途中、たびたび揺れることもあったが、わたしたちを乗せた日航機は、ほぼ定刻にアムステルダムのスキポール国際空港に到着した。現地時間ですでに18時を過ぎていたが、太陽は日本でいえば午後の早い時間くらいの位置にあり、とっぷりと日が暮れるのは夜の9時頃らしい。

 空港のスーパーで水や果物、食料品などを買い込んで、大型バスに乗り、今夜泊まるホテルへ向かう。日差しはまぶしいが、外気はひんやりとしており、秋を感じさせる。日本が異常な猛暑だっただけに、はるばるヨーロッパにやってきたという気持ちになる。

ドリトンホテルの前で 用意された大型バスは18人の団体には広すぎて、それぞれのカップルが間隔を開けてゆったりと座っている。福永さんからは、成田空港で渡された注意事項のプリントでは、座席が不公平にならないように、毎日、ローテーションに心がけましょうと呼びかけていた。今回の旅行は国境を超えて、オランダとベルギーの間を往復し、のべ600キロ以上をながながとバスで移動することとなるので、適当に席を変えようと思いつつ、まずは外に出やすい前のほうに座ることにする。

 初日は、アムステルダムから約60キロ離れたハーグの「ドリントホテル」に到着する。ホテルに着いても、まだまだ日は高かったが、どこに出かける元気もなく、疲れ果ててベットに入り、翌日のツアーに備えることとする。

8月29日 ハーグ~ブルージュ →

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オランダ・ベルギー旅行記

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